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■オタクを差別するオタク
そんな深刻に書く気もないのでフランクに書くけども、最近変だとおれは思うのだ。
前にも書いたような気がするけど、オタクというのは気質その物であり、オタク気質の人間がなにやってようともオタクであることに変わりはない。唯一許されるのが金稼いでる時くらいで、あとはオタクであると言われてもまぁ仕方無い。
それが判っているからだろうけど、もうオタクは実にさもしい事で差別したりする。
詰みゲーとかは可愛いレベルの差別。
エロゲーは昔随分やり腐って、その結果半ば飽きて、良い年齢になってもまだやってるけど、大体はやらない。でも買ってるという事をネタにしようとする面と(そもそもそれを面白いと思えるのはかなり限られた層だと思う)、猿みたいにやりくさっている現役世代を揶揄する二つの動きがある。まぁ要は、違いの分かるオタになったよ俺! という可愛い差別である。
だいたい同程度の可愛いレベルだと、ガンダムのシリーズ別での差別とか、俺はエロゲーだけじゃなく色々な物を見るぜ! とガンダムみたいな一時代昔のオタクアイテムが好きというスタンスを取ったりする。
これもやっぱり違いの分かるオタなんだよ俺! の意なんだが、普通に考えれば全然違いなぞ判るわけねーし。ライトノベルと一般小説の違いなんか、明確に言える時点でオタクかもしれないしね。
もうちょっと進むと、「俺ってオタクじゃないんです」みたいな事を言いだす。
脱オタを目指して服とか音楽、一般小説に手を出して「俺はこういう一般物件に手を出すからオタクじゃない」と、手を出さないオタクをバカにしたりする。
いやー、違いは分かってるけど確かに、でも一般文化の方が好きなオタクなだけで、違いが分かることを言いたいのに、結局違いが分からないオタクに成り下がっているのだ。(オタク範疇から言えば、一般文化に迎合しているだけ)
結局範囲が広がっただけでオタクは脱せない。お前のハートはオタクだろ。間違いねぇ。
むしろもっと酷いのになると、「オタクをバカに出来るから俺はオタクじゃない」とか、(つまりオタクを理解しているからだろうが)「〜しかやらないからオタクじゃない」とか、理屈じゃねぇ事を言いだす。この辺になるとオタクでありながらオタク嫌いってだけなんだろうね。でもその有様は間違いなくオタク。
オタクが気持ち悪いのは判っているがオタクを止めるわけにはいかないんでしょうな。
そんなに嫌ならオタクは止めればいいのにと思いつつも、おれもオタクを分析して面白がる最低なオタクなので、こんな事言えた話じゃないのだった。しかし、なんでそんなに差別したがるんでしょうな。謎だ。 |
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