さて、このコーナーは非常に久しぶりです。
前回から約1ヶ月。
このコーナーは切り離そうかとも思いましたが、
このサイトで唯一自分の思っている事をまんま書けるトコロなんですねぇ。
…暗い書き出し…。
さて、皆さん、カウボーイ・ビバップという作品をご存知でしょうか?
残念ながら、ソレほど皆が知っている作品ではありません。
今までの2つもそうですが、「知ってる人は知ってるが、知らない奴は全く知らない」
部類の作品だと思われます。
原因は1つ。
地上波ではこの作品、半クールという、かなり異常な状態で放送されたのです。
理由は、その時期のアニメ業界が激震していた為です。
テレビ東京は意外なハナシかも知れませんが、非常にアニメのお色気にはウルサイトコロです。
事実、視聴率はイマイチ乗らなかったが、結局大ヒットとなった、
自閉症少年が使徒と呼ばれる敵にエヴァンゲリオンに乗って立ち向かう、
パクリをオマージュと呼び、納期遅れを作風にした画期的なアニメ、
「新世紀エヴァンゲリオン」を例に取ると、
本放送版と、後に各メディアから出たヴァージョンとはいささか違いがあります。
例えば、主人公の同居人の下着の描写。
本放送では、シャツだけが干されてますが、違うヴァージョンではパンツや、ブラジャーが
干されています。
他にも、有名なあえぎ声がお茶の間に流れてしまった、アノ話、もっと過激な話でしたが、
あのレヴェルに抑えられています。
そして、子供を殺すなというハナシ。
話の途中、主人公、碇シンジの乗る初号機が、トウジの乗る三号機を破壊するシーンが
あります。そして、話の展開上でも、トウジは絶対に死んでいるはずですが、
(現にコミックス版では死んでいる)
強引に生かしてあります。
と言うように、かなり厳しく設定にまで口を出します。
そして、あの時期、あの有名なポケモン騒動が起こりました。
説明しますと、「でんのうポケモン・ポリゴン」の回で、ピカチュウが電気を出すシーンが
あり、赤と青を交互に出す、日本アニメに多い技法「パカパカ」で、光てんかんを起こす
児童が続出した事件です。
あの事件のあと、暫く各社はアニメに注意をしなければいけませんでした。
そして、そんな時期、1998年4月3日にカウボーイ・ビバップの地上波は放送されました。
しかも、何と1話目が放送されないと言う始末。
半クールなのでさっさと終わってしまい、最終話には総集編というスタンスの、
恨みのこもった「ごちゃまぜブルース」が放送されました。
この話、キャラクターが何か短く哲学のようなものを語り、それで1話が成立しているんですが
その中の「公的抑圧」という話では、
「もし、この世に神様がいるのなら、一つ願いたい。この世の自由を阻害する全ての者に
天罰の下らん事を」
という、凄まじい言葉を吐かせ、ウィットにとんだ感じに見せながらも、かなりキツイ
ことを言っています。
最後には「this
is not the end.
you will see the real ”cowboy bebop”
someday!」
と書かれています。
なかなか恨みが入ってるでしょ?
まぁ、そのあとには何事もなかったように「カニパン」が入り、すっかり萎えさせてくれましたが。
そして、その言葉は実現しました。
wowowで全話が放送されたのです。
1998年10月のことです。
まぁ、僕は当時、衛星放送が見れない環境だったため、見ることはできず、
リリースを待ちましたけど。
とまぁ、これがサイド側の話です。
では、作品についてはどうでしょうか?
内容は、完全お子様立ち入り禁止のハードボイルドな世界観、ウィットにとんだ台詞、
個性的なキャラクター、練りこまれた脚本と、かなりかっこいい音楽が融合、絵もCGをふんだん
に使い、非常にCOOLな作品に仕上がっています。
久しぶりに手放しで見ることの出来る、最高の良作です。
まぁ、マクロスプラスとかなりスタッフが近いので、あの作品が気に入った方にもお勧めですね。
簡単なあらすじは、レッドドラゴンという組織に属していた、主人公で賞金稼ぎの、
スパイク・スピーゲルが、相棒の元刑事の賞金稼ぎ、ジェット・ブラック、記憶を失った賞金稼ぎ、フェイ・バレンタイン、天才ハッカーの少女、エドと犬のアインが、事件を片付けていく話です。
さて、この作品は何がネタバレになるか僕にも解かりかねるので、これ以上の
説明は割愛させていただきます。
さて、そのカウボーイ・ビバップ、2001年の9月に劇場版が公開されます。
題名は「天国の扉」。
内容は…。
コチラでご覧下さい。
http://www.cowboybebop.com/
なんか、説明になってませんね。
今回はこんなところで。